日本の禅の言葉で、「不二法門(ふにほうもん)」という思想があります。
不二法門とは、互いに相反する二つの概念が実は別々に存在するものではなく、ひとつのもの、ということを説いています。
日本人は物資的な豊かさを重視する傾向にありますが、今一度、精神的な豊かさに意識を向けて、日本人が大切にしていた禅の在り方を問い直す必要があると思います。
自然・他者との調和の中に自分がいるという共生感覚を見つめなおす事が大切です。これらは西洋の世界観では言い換え不可能なものであり、外国人との相互理解を進める上での重要な価値観となりそうです。
インドの方々に日本の教育の欠けていることはなんですか?と質問をすると、座禅を進んで教えた方が良いと返ってきます。
インド人自身、精神的豊かさを重視して生きている方々が多いので、その様な返答があるのだと思います。
日本人も今一度、共生の意識を育む為に禅について問い直してみる事も大切な事だと思います。
ナマステ!!!
*写真は以前、イモトさんの番組に協力させて頂いた際の写真です。そちらの番組でも一部インド人の方々の思想に触れる場面もありました。
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