改めて、インドを考える

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インドの特徴を挙げると下記3つになります。

①極端な集合体 ②多様性 ③枠の固さ 簡単にこの3つを解説していきます。

①極端な集合体とは?

気候がインド人の性格を表している。北インドは夏の気温は40度を超えて、冬には底冷えのする寒さが襲い掛かる。当初、私がインドに行った際に夏しかないと勘違いしており、12月以降マイナスを記録するときもあり、半そでしか持っていなかったので急遽近くのマーケットで毛布や長袖等を急いで購入して服を着こんだ事を思い出す。

南インドは、程度の差はあれ、年中凄まじく暑い。南インドには夏しかない。この様な気候の特徴がインド人の気質にも表れており、中間はなく、極端な集合体として表れる。

②多様性とは?

言語や宗教が代表である。言語は正式には公表されてはいないが、数千万の話者がいると云われている。公用語は英語とヒンディー語ではあり、インドの紙幣にも17の言語が記載されてはいるが、地域によって全くインド人同士が会話できない地域が存在する。

また宗教については、ヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教、ジャイナ教、シク教、バラモン教等の多様な宗教が存在する。約8割がヒンドゥー教である。ヒンドゥー教にはカースト制度が存在するが、インドにおけるカースト制度の在り方と日本におけるカースト制度とでは、インド人の捉え方も異なれば、時代によって変容している。

③枠の固さとは?

食を話題を挙げるのが分かり易い。食の枠が固いのである。インド人は生まれたカーストによって、ベジタリアンかノンベジタリアンかが決まる。高カーストのインド人は、殆どがノンベジタリアンである。例えば海藻も食べない、理由は魚が触れた可能性があるからである。肉や魚を食するもの、酒を飲むようなものは低い生まれとみなされる。

また結婚に関しても、同じカースト同士で結婚するケースが殆どである。最近はマッチングアプリ等の出会い系サイトで出会って結婚するケースもあるが、基本的にはカーストの枠の固さが残る。

今回は改めて、インドを考えてみた。

*写真は日本人カップルがインドスタイルで結婚式をインドのデリーで挙げた際の様子

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