日本人の核となる価値とは一体何か?「和」「集団主義」「均一性」といった日本社会の特徴とされる言葉が出てくる。
こうした日本社会の特質は、「多様性」と「相性が悪い」のではないか、、、
日本社会の核となる価値が多様性と衝突するのであれば、多様性を尊重した共生社会を作ること自体が、難しい事になる。
外国人を受け入れることで、日本人の核となる価値が脅かされる恐怖が我々にはあるのではないかと思う。この恐怖を少しでも払拭する為に、一緒に何かを外国人の方々と経験することが大切になってくる。そもそも偏見は相手への無知からはじまるのであるから、接触が増えれば偏見もなくなる可能性はある。
インドの方々はTea Time(お茶時間)を日常で大切にしており、1日に数回、多い人では数十回とチャイと呼ばれるお茶を飲みながら、人と話す時間を設けている。またその話をする時間が非常に長く、1日をお茶を飲みながら立ち話で終わるのではないかと思うぐらい、インド人はチャイとお話が好きな方々である。
この様なインド人の方々の習慣がなぜ存在するのかを考えた事がある。インドは1つの州、1つの国という感覚があり、各州で宗教、言語、考え方も全く異なる。インド人同士、お互いが全く異なる事を認識しているから、チャイを飲み、立ち話をしながら、お互いの共通点や偏見をなくしているようにさえ思える。多文化共生で大切な事は偏見をなくして、お互いの共通点を認識すること。そうだとすれば28州あるインドが成り立っている理由がわかる気がした。チャイと会話を重視するインド人、空気感を重視する日本人。2つの民族には非常に大きな溝がある気がする。
インドを語ると長くなるので、一旦今日はここまで。
*写真は本場インド料理とインドチャイ
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